カスティーリャ=ラ・マンチャ地方に位置するクエンカは、フッカル川とウエカル川が刻んだ断崖絶壁の上に築かれた、ユネスコ世界遺産の城塞都市です。
旧市街のシンボルといえば、断崖にへばりつくように建つ宙吊りの家(カサス・コルガダス)。14世紀に建てられたこの奇妙な木造建築は、今や現代美術館として生まれ変わり、クエンカ最大のアイコンとなっています。その目の前に架かるサン・パブロ橋は、深さ40メートルの渓谷をまたぐ鉄製の歩道橋。足元をのぞけばはるか眼下をフッカル川が静かに流れ、思わず足がすくむほどの絶景が広がります。
旧市街を囲む城壁や、スペイン初期ゴシック様式の大聖堂、そして石畳のマヨール広場に面した優雅な市庁舎など、中世の面影が随所に息づいています。
旅の締めくくりにはぜひ名物料理のサラホを。クエンカ産のチーズと蜂蜜を合わせたシンプルな一品ですが、この土地の風土が凝縮された忘れられない味です。
歴史と絶景とグルメが三位一体となった町、クエンカへ。
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